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鏡の月のセレナーデ 第一話

えっなにこの題名キモイと思った方大正解ですこんばんは!

今回はライトノベルみたいな物に挑戦するよ!
ラノベなめんなって方いたらすいません!!!!!
正直舐めてます!!!!!!!!!!!!!

嘘ですごめんなさいすいません


あ、なんか書きあげてから気付いたけど表紙絵にのってる子が片方しか出てこなかったりそもそも絵が表紙しかなかったりいろいろ問題がありますがまたそれはおいおいってことで!


とりあえずぼーん


解放


鏡の月のセレナーデ



「天竜」

「天竜 峡一」

「―――な寝そ!」


寝ている俺の真横に、指示棒が振り下ろされる。

パアァン!
 大きな音が教室中に響き渡った。

「入学式明け一発目の授業で居眠りとは見上げた精神だなあ、おい」

のっそり顔を上げると、古典教師、水窪の顔があった。お気に入りの指示棒、通称「みっち棒」をぱしぱしやりながら続ける。

「まあいい。下一段活用をする動詞を答えなさい。さっきやったよな?」

気持ちよく眠っていたのにそんなもの聞いていた筈がない。そんな事分かり切っているのに聞くとは、この先生も人が悪いものだ。それでも一応考えるふりだけして、悔しそうに答えた。

「分かりません」
「……他に分かる者は?」

 隣に座っていた少女が、控え目に手を上げる。

「お、相月!じゃあ答えろ」

 相月と呼ばれた少女は、透き通った、よく通る声で答えた。

「『蹴る』一つだけです」
「よし、はい、じゃあ教科書に戻るぞー」

 水窪が教卓へ戻ってゆく。またつまらない授業の再開だ。古典なんてもう誰も書いていないわけだし、こんなもの勉強する意味が一体どこにあるのか分からない。質問したところで、感性を磨く為だとか人生を豊かにする為だとか、ありがちな御託を並べ出すのだろう。どうせ受験の為だけだろうとは思うのだが、そんな事主張したって一文の得にもならない。黙って授業を聞くよりないのだ。

 ふと隣を見ると、相月と目があった。小さく会釈され、こちらも会釈し返す。彼女と初めて会ったのは、入学式の時だった。



 桜咲く4月。

 俺は中学を卒業し、そのまま地元の高校へ進学した。入学式では、皆、新天地での生活に期待と不安がないまぜになった表情をしている。クラス分けの張り紙を見ると、三分の一程が見知った名前だった。

「よう、峡一!また同じクラスだな!」

 肩をぽんと叩かれて振り向くと、そこには小学生からの腐れ縁、城西幸樹が立っていた。

「まあ高校でもよろしく頼むぜ、相棒」

 勝手に肩を組まれ、教室に引きずられてゆく。


 暇で暇で、とりあえず長いだけの入学式が終わった。教室までの廊下を、城西と歩く。担任になった教師、水窪に対する第一印象による超独断的で偏見に満ちた会話をしていたのだが、途中で城西が急に思いついたように言った。

「あ、悪いけど今日は一緒に帰れんわ」
「どうしたんだ?」
「今日は密林から荷物が届くんだった。早く帰って確認しないと」
「へえ、何を注文したんだ?」
「……想像にお任せしよう。ってなわけでじゃーな!また明日!」


 そう言い残すと、城西は風のように去って行った。さて、城西がいなくなったので、他に一緒に帰る人を探さなくてはならない。一人で帰ってもいいのだが、入学式後2~3週間の間に友人ができなければ、そいつはずっとぼっちであるという都市伝説を聞いた事がある。従兄に大学3年にもなってぼっちで留年の危機にあって就職活動もままならないゴミ野郎がいて、そいつを見る度にああはなりたくないなと思ったものだ。

 教室に戻り、鞄を担ぐと、隣の席の少女と目が合った。とりあえず隣の席なんだし挨拶くらいはしておかなくては。女の子と話も出来ないようではこの先の人生が思いやられる。うん。

「初めまして、天竜と言います。席も隣なわけだし、1年間よろしく!」

 自己紹介はシンプルな方がいい。ライトノベルじゃあるまいし、女の子から声を掛けられたり、魔法少女と契約できたりするわけはないのだ。というか逆に女の子から元気に声を掛けられたらそれは何らかの裏があると思っていいだろう。怪しげな壺を買わされるか、真理を探究する宗教に勧誘されるかどちらかだ。何?歪んでるって?ほっとけ。

「あ、初めまして。私は相月といいます。よろしくね」

 よっぽど挙動不審でもなければ、どんなキモ野郎にも挨拶は返してくれるものだ。新しいクラスに慣れるためにも、積極的に周りの人とコミュニケーションは取っておいた方がいい。とはいっても、リア充ではないので、いきなり周りの人と連れ立って遊びに行くなんて芸当はできない。まあする必要もないだろうと思う。要するに孤立さえしなければいいのだ。

 教室を出て、帰路につく。家までは地元のローカル線を使用しなくてはならない。朝夕1時間に1本しか列車が走っておらず、1本乗り過ごすだけでえらいタイムロスになる。その為、早めに駅につくようにしたのだが……どうやら今回は少し早く着いてしまったようだ。次の列車が到着するまで20分ほど間がある。こんな日に限って小説やゲームを持って来忘れる。軽く舌打ちし、手持ちぶさたに周りを見渡した。皆学校で集まって遊んでいるのか、元々こっち方面には人が少ないのか、駅には人が疎らだった。ふと、目がとまる。

 相月さんが、隣のベンチで小説を読んでいた。どうやら安部公房の「壁」のようだ。また良い御趣味の小説を読んでいるな、と感心した。

 ……当然と言えば当然で、感心しただけで特に何のアクションも起こしはしない。イケイケの軟派君なら「いいものを読んでいるね。僕も好きなんだ。『箱男』は?あれの雰囲気もぞくぞくしたものだけど」みたいな事を言いつつすりよれるのだろうが、生憎俺はそんなイケイケではないし、面倒くさいし、第一好きな作家は筒井康隆だ。


 そうこうしているうちに、眠ってしまったようだ。誰かに体を揺すられる。

「―――君、天竜君!」
「はいぃ!お代は結構ですぅぅ!!!」

 思いっきり寝惚けて意味のわからない言葉を口走ってしまった。
 相月さんがぎょっとして後ずさる。

「あ、あれ相月さんおはよう。いい天気だね。起こしてくれたの…かな?」
「う、うん、電車が来たけど、寝てたみたいだから起こしてあげようかな、って。だってもう電車が出発しちゃいそうだったし―――」


 ピンポンピンポンピンポン、シュー。
 無情にも電車の扉は閉まり、駅を出発していった。扉の窓から、ノリノリで開け閉めボタンを連打している奴が見えた。しばし呆然と、遠ざかってゆく213系を眺めていた。


 後1時間、電車を待たなければならない。まじか。
 まあいいや、待つのは。しかし―――
 周りを見回す。駅に残っているのは、俺と相月さんだけだった。

 えっ なにこの状況。
まあいいや次回に続く。続くんだろうか。
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ダニー

Author:ダニー
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オブリビオンとかフォールアウトとかにはまったりしました

絶賛スカイリム中です。
カジート一筋ですーなんですー

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